製品特徴と原因
・製品に使用されているアクリル系の繊維は熱によって収縮を起こし易い。
・クリーニングの乾燥や仕上げの段階で、必要以上の熱が加えられたと考えられる。
防止方法
アパレル
・アクリルとアクリル系の違いを認識して、耐熱性がある素材を使用する。正しく組成表示をつけること。
クリーニング
・スチームによる仕上げは十分注意をすること。
日繊ク協の考え方
苦情対応に際しては「アクリル系」と表示のある素材を、スチームボックスで仕上げた、クリーニング業者の取り扱いミスによるものであるため、クリーニング事故賠償基準により賠償することが望ましい。
アパレルは「アクリル系は熱に弱いのでクリーニングの際には多量のスチーム使用はお避けください」等の注意表示をつけることが望ましい。