日本繊維製品・クリーニング協議会 略称:日繊ク協(ニッセンクキョウ)

接着芯地の樹脂のシミ出し

事故内容

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事故品全体の写真 エリに生じたドット状のシミの写真
品名
中わた入りジャケット

状態
襟部分や前立て部分などにドット状の濃色のシミが生じている。

素材
表地 ポリエステル100% 中わた ポリエステル100%
裏地 ポリエステル100%

取扱い絵表示
107202

 
 

処理方法
石油系ドライクリーニング 15分
タンブラー乾燥 60℃×20分

 

製品特徴と原因

中わた入りのジャケット、淡色のポリエステル製品で襟部分と前立て部分に芯地が貼られている。芯地が貼られている部分がドット状にシミとなっているように見える。
芯地に使用されている接着樹脂がシミ出していると推定された。

防止方法

アパレル

  • 淡色/薄地の表生地に芯地を接着するとき、芯地に使用される樹脂のドットが大きいと樹脂が表地を通して見えてしまう、または表地にシミ出してしまうことがある。
  • 使用する芯地について、芯貼りしたときに樹脂によるシミ出しがないか確認すること。また、芯貼りしたサンプルを作成し、ドライクリーニング試験(洗浄から乾燥工程まで)並びにプレス仕上げを行い、シミ出しが発生しないことを確認する。

クリーニング

  • 取扱い絵表示に従った石油系ドライクリーニング後、溶剤がわずかに残っている状態でプレス仕上げを行うと樹脂のシミ出しを誘発することがあるので、乾燥は十分に行うこと。

日繊ク協の考え方

  • 芯貼りした部分に、樹脂のシミ出しが発生するのは製品上の問題と考えられる。
  • アパレルは選定した表地にあった、芯地を芯地メーカーと相談し選定を行うべきである。
  • なお、溶剤が残っている状態で、仕上げプレスを行うと樹脂にシミ出しが助長されるので、クリーニング店は乾燥を十分行うよう注意が必要である。
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