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パリ・コレって?
パリ・コレクションの略であり、パリで年2回開催される新作の服の発表会のこと。3月にその年の秋冬物、10月に翌年の春夏物が発表されます。主催者はフランス・オートクチュール・プレタポルテ連合協会(通称サンディカ)。主会場はルーブル宮殿の隣の「カルーゼル・デュ・ルーブル」。会期は1週間で朝から晩までファッションショーが続き、その数は約100。ルイヴィトンやシャネルなどフランスのブランドは勿論、世界中のブランドが新作を発表します。

日本のブランドではイッセイ・ミヤケ、ケンゾー、ハナエ・モリが70年代から参加し、80年代にはコム・デ・ギャルソンとヨウジ・ヤマモトがパリのファッション界に衝撃を与えました。ブランドはコレクション期間中に展示会を開き、ショーで発表した服をバイヤー等に見せて商談をします。

ファッションショーが始まったのは19世紀半ばのパリ。当時はデザイナーが裕福な客の注文で服を作るオートクチュール(高級注文服)の時代でした。人気デザイナーが自分の店のサロンでモデルに服を着せて客に見せたと言われています。

毎年2回、集中的にショーを開くようになったのは1910年代。フランス製の服が人気を呼び海外からパリに買い付けに来る人達が増えたため、複数のデザイナーのショーをまとめて見られるようにしました。これがコレクションです。

第二次世界大戦の後、服飾産業が発展し、60年代にはプレタポルテ(既製服)が台頭してきました。70年代、流行を発信する役割はオートクチュールからプレタポルテに移り、パリ・コレといえば主にプレタのコレクションを指すようになりました。

現在でもオートクチュールと紳士服のコレクションがそれぞれ年2回開かれており、それらを含めてパリ・コレと呼ぶ場合もあります。