【写真】ブルゾン(ポケット部)の接着縫製の一例

アパレル製品で接着縫製仕様の商品が一般化しつつあります。当初、アウトドアやウィンター系商品などスポーツ衣料で比較的多く採用されたものが、最近ではカジュアル用途でも一般化しつつあるようです。

はじめに接着縫製の特徴ですが、以下の4点が挙げられます。

1.縫い代がなく、肌当たりが良い。
2.防水素材では 縫い目からの水の浸入が防止できる。
3.縫製では表現しづらい独自のカッティングが可能である。
4.商品としてのデザインを含む新規性が表現可能である。

続いて、接着縫製の製法には大きく次の3つの手法があります。

 手 法  内   容
 1.熱接着  熱と圧力をかけ、接着テープなどにより接着。熱は接着部周辺にかかる。
 2.高周波接着  高周波を電極から発生させ、局部的に発熱し、接着テープにより接着。金型が必要。
 3.超音波接着  振動(約2万回/秒)により素材自体を発熱させ接着。

上記のいずれの手法も、ポリエステルやナイロンなどの合成繊維の熱可塑性を最大限利用し、基本的に熱による接着縫製が施されています。一般的に、水洗いやドライクリーニング(石油系)に耐久性はある手法ですが、商品メンテナンスや洗濯にあたっては、縫い付けの取扱い絵表示や付記表示を参考にして頂いた上で、

1.接着縫製部分にアイロンは避ける、
2.過度な摩擦や揉み、過度なタンブル乾燥など避けていただくとともに、
3.保管は湿気の少ない直射日光が当たらない場所で行う

などの対策をお願いしたいと思います。