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春になり日中は暖かくコートやジャケットなど上着を脱いで過ごす日もあるようになりました。Tシャツやブラウス、ワンピースなどに色鮮やかなプリントを見かけることもあります。今回はさまざまなプリントがテーマです。

プリントを一言で表すと、「型を用いて図柄を表現する染色技法のこと」となりますが(型を用いないプリントも一部あります)、何にプリントするのか(製品、生地など)、柄の種類(総柄、ワンポイントなど)、プリント機械、色材の種類(染料、顔料など)、プリント技法などにより、いろいろ分類されます。ここではワンポイント柄などによく使われるプリントをいくつかご紹介します。

顔料プリントやラバープリント

Tシャツの胸のロゴなどに多く使われるプリントです。顔料や樹脂をバインダーと呼ばれる接着剤で生地表面に接着させています。いろいろな柄がプリントできますが、強く摩擦されると剥がれることがあります。

発泡プリント

子ども服のトレーナーなどに使われている少し厚みのある粘着性のあるプリントです。樹脂に特殊な発泡剤を混ぜて熱処理すると膨らむようになっています。立体的な柄ができますが、プリント部分は汚れが付きやすく、付くと取れにくい、強く摩擦されると剥がれることがあります。

フロッキープリント

毛羽が付いているように見えるプリントです。レーヨンやナイロンなどのフロック(毛羽)を接着しています。立体的でスエード調の風合いですが、摩擦されると毛羽が脱落することがあります。

箔プリント

金属箔を接着させたプリントです。金属のような光沢がありますが、揉みや屈曲に弱く、着用・洗濯による揉み作用によりひび割れたりや剥離することがあります。

グリッタープリント

金属フィルムを細かく裁断したものや金属粉を樹脂に混ぜて接着させたプリントです。きらきらとした輝きがありますが、着用・洗濯による摩擦や揉み作用により脱落することがあります。

再帰反射プリント

ガラスビーズやプラスチックビーズを接着させたプリントです。光を当てると同じ角度で反射するため、暗いところでも光が当たるとよく見えます。着用・洗濯によりビーズが割れたり、脱落することがあります。

今回ご紹介したプリントはいずれも接着剤で生地表面に熱処理し接着させているため、一般的にアイロンは禁止で、ドライクリーニングも禁止です。アパレルでアイロンやドライクリーニングを可とする表示を付ける際は、事前に試験で確認する必要があります。クリーニング業者の方は取扱い絵表示や付記用語を確認の上お取扱いください。