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アンゴラ

アンゴラは、アンゴラ兎から採れる繊維で、とても細く、光沢があり、柔らかい素材です。軽く保温性に優れているため秋冬物の婦人衣料、特にセーターなどのニット製品に多く使用されます。コートなどの織物生地に使われることもあります。 滑らかで手触りが良い反面、毛に縮れがないため、毛抜けしやすく一緒に着用した衣服などに付着しやすい特性があります。

カシミヤ

カシミヤは、カシミヤ山羊から採れる繊維で、光沢があり、柔らかい素材です。上品な艶と独特のぬめり感があり、染めた色には深みがあります。
繊維の構造上(羊毛に比べて、繊維が細く、スケールが薄く間隔が広い)、型くずれしやすい、表面を起毛した生地は、繰り返し摩擦に弱い、虫害を受けやすいなどの特性があります。また表面の毛羽の状態が変化することで、風合いが変わりやすい特性もあります。

取り扱い上の注意

アンゴラやカシミヤ素材製品は一般に、着用や使用やクリーニングによって、状態が変わりやすいと言える素材です。デリケートな素材ですので、おしゃれ着として丁寧に扱うと、長く愛用できます。
活動量の多いシーンに着用したり、毎日続けて着用したりするよりは、擦れにくいように気を付けたり、休ませながら着用する(連日の着用は避ける)方が、素材の良さを維持しやすいと言えます。繊維が柔らかく、虫害を受けやすいものが多いので、防虫対策も必要です。

クリーニングに際して

受付時

コートなどの起毛素材では、衿山、袖口、裾沿い、ポケット口、両脇腰付近などの表面が、着用中に擦れてしまっていることが多いです。お客様にもご確認いただいてからお預りすることが望まれます。

洗浄~仕上げ

洗浄は、取扱い絵表示の指定溶剤でドライクリーニングをしますが、乾燥温度を上げすぎないこと、乾燥し過ぎないことが望まれます。起毛素材では仕上げ時のスチームは極力使わない方が望ましいものも多いようです。