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クリーニング後にタンスや衣類ケースに保管し、次のシーズンに着用しようと取り出してみると変色が見られることがあります。これは保管中に変色を引き起こすガスの影響かもしれません。

変色を引き起こすガスは、窒素酸化物、硫化水素、ホルムアルデヒド等があります。窒素酸化物、硫化水素は、工場・自動車等から出る排気ガスや家庭のガスコンロ・石油ストーブから出る燃焼ガスに多く含まれています。また、ホルムアルデヒドは住宅やタンス等に用いられる接着剤に含まれています。これらのガスの中では、窒素酸化物による事故が最も多く見られます。

窒素酸化物は特定の染料と反応し変色させる性質を持っており、その染料の多くは綿・アセテート・ナイロンに多く用いられます。また、その染料は青系色が多いため青が抜けた色に変色することが多く見られます。

これらの事故を防止するには、次のことが有効と考えられます。
1.排気ガスや燃焼ガスで汚染された空気が滞留し易い場所での長期保管や放置は避ける。
2.酸化窒素ガスを吸収した状態で密封保管することを避ける。
3.保管場所をこまめに換気する。

余談ですが、自動車等の通行量も少なく石油ストーブも使わない住宅街で、衣料品の酸化窒素ガスによる変色事故がありました。調べていくと隣が銭湯であったというケースがありました。意外な場所でもガスが発生するのでご注意ください。