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ラメ糸は、ポリエステルやナイロンなどのベースフィルムに、アルミニウムや銅などの金属成分を付着(真空蒸着)させて細く裁断した糸で、金や銀などの光沢糸です。フォーマルウェアから、ニットやジーンズなどのカジュアルウェアまで、広く使われています。ラメ糸はスリット糸とも呼ばれます。「スリット糸使用」と表示されているほか、組成表示に、「ポリエステル」や「ナイロン」の表示があれば、これが”ラメ糸”の可能性が高いです。

ラメ糸の色や輝きは、主には金属層の素材や状態によるものです。金属層は、湿気・汗・酸性やアルカリ性物質などと接触すると、変色したり脱落しやすい特性があります。そして、ラメ糸の金属層が変化した部分は、生地(または編地)そのものが変色しているように見えたり、シミが付いたように見えやすいです。
変退色原因には以下などがあります。

  • 汗や果汁の付着
  • 薬品類の付着や残留
  • 湿気や防虫剤の高濃度ガス

着用・保管や、取り扱いには以下などの注意事項があります。

  • 保管時には、湿気がこもらないようにする。
  • 汗や飲食物などを付着させないようにする。
  • 汗や飲食物などが付着した場合は、付着物を早めに除去する。
    (クリーニングに出す際には、何が付いたかを伝える。)
  • クリーニング受付時には、シミや変退色にも意識して、全体の状態を確認する。
  • クリーニング受付時に、しみ抜きの依頼があった場合は、ラメ糸が変色している可能性があることや、ラメ糸には強い薬品類が使えないため、シミを除去できない可能性があることをお知らせする。
  • 変退色防止の意味では、水洗いが出来る表示のお品物の取り扱い方法は、水洗いが望ましい。