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春になると困るのが花粉症。今では5人に1人は花粉症にかかっていると言われるほどの国民病。そこで、繊維メーカーやアパレルが開発している花粉症対策衣料について紹介します。

今の季節、アレルギーの原因となる花粉はスギ。そのスギ花粉の直径は、約30μm(1μm(マイクロメートル)は、1mmの1000分の1)と言われています。また一般的に衣料用素材として毛が付着しやすく、ポリエステルやナイロンのような合成繊維が付きにくいと言われています。この小さな花粉が衣服に付着しないようにするために、次の対策が講じられています。

  1. 繊維表面に特殊な加工剤を皮膜して、花粉を付着させないようにする。
  2. 生地表面を平滑にして花粉を落とし易くする。
  3. 生地を高密度に織り、隙間を30μm以下にして花粉が入り込まないようにする。
  4. 帯電防止加工を施し、花粉を吸着しないようにする。

更に、付着している花粉のアレルゲン(アレルギーの原因)を不活性化するという繊維もあるようです。

花粉を付きにくく落ちやすくすることを評価するのに、SEKマーク繊維製品認証基準(花粉汚れ試験)がしばしば用いられます。また試験には、スギ花粉とほぼ同じ大きさの疑似花粉(石松子)が使用されます。SEKマーク(防汚加工)が付いている衣服は、その基準をクリアした証です。

これからも花粉症対策衣料が活躍すると思いますが、100%防げる訳ではないので家に入る前に、しっかりと衣服を叩き花粉を落として帰宅しましょう。