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最近柔らかい風合いの生地を使用したブラウスやワンピースなどデリケート素材の製品が多くみられます。昔はこのようなデリケート素材の製品は特別な行事の日やちょっとおしゃれをしたいときに着るものでしたが、今ではジーンズにを合わせるコーディネートなども紹介され、気軽に着用されるようになりました。

このようにデリケート素材が日常的に着用されるようになると、問題となってくるのが製品の滑脱や目寄れです。滑脱とは、縫い目に力が加わると縫い目が滑って開いたり縫い代が抜けてしまう現象で、目寄れとは、生地がこすられたり強く引っ張られたりすると、生地のタテ糸とヨコ糸が滑ってずれ、生地の織り目が開いたり詰まったりする現象です。

滑脱や目寄れが発生しやすい素材には、薄地で表面がなめらか、粗い密度、ソフトな風合いなどの特徴があります。風合いの柔らかい生地を両手の親指と人差し指で生地を挟み、軽く前後に動かしてみてください。タテ糸とヨコ糸が動きやすい生地は滑脱や目寄れの起きやすい生地です。
また製品の部位では、脇縫いや尻縫いなど着用時や洗濯時に外力が加わりやすい箇所、アームホールなどカーブの強い箇所、ダーツやギャザーなど縫いにくい箇所、袖口剣ボロやヨーク付けの箇所などが発生しやすい部分です。

アパレルには販売時にデリケート素材を使用していることや着用・洗濯などのアテンションタグを付けることが望まれます。クリーニング受付時には、着用により縫い目が滑脱しやすい状態になっていることもありますので、上記のように生地や製品の部位に注意してチェックしてみることをお勧めします。クリーニングの際に強い力が加わらないようにクリーニングネットに入れることも事故防止に効果があります。