日本繊維製品・クリーニング協議会 略称:日繊ク協(ニッセンクキョウ)

紫外線による変色

事故内容

事故品全体の写真 事故部分の写真
品名

ワンピース

状態

両そで肩付近などが赤茶色っぽく変色している。

素材

アセテート79%、レーヨン21%

取扱い表示

 
 

処理方法

石油系溶剤によるドライクリーニング

事故状況と原因

  • ギャザーの凹部、わき下付近、袖折り返しの内側などと比べて、表面が広範囲に変退色している。
  • 両袖には、ハンガー保管時のシワ(ドレープ)跡だと思われるラインに沿った細長い変退色部および正常部が混在している。
  • 変退色部と正常部の境界の多くはぼやけている。
  • クリーニング工程中に、変退色部に選択的に何等かの作用が及ぶことは考えにくい。

発生状況から判断し、変退色原因は、ハンガーにかけて保管していた際の紫外線(光)だと考えられる。紫外線による変退色は一般に、本品素材でもあるレーヨン、また綿・麻などのセルロース系繊維製品に生じやすいが、繊維の種類に関わらず、毛・ポリエステル・ナイロン製品などにも生じる。

防止方法

アパレル

  • 紫外線に対する染色堅ろう度が、標準的な品質を満たす素材を選択する。

消費者

  • 衣類は紫外線によって変退色する可能性があることを理解し、光があたらないようにして保管する。

クリーニング

  • 受け渡し時に変退色の有無を確認し、変退色している場合は利用者にも確認してもらう。

日繊ク協の考え方

紫外線による変退色は、標準的品質を備えた素材にも生じ得る。またクリーニング受付時に変退色している場合でも、シワや汚れなどによって確認しにくいこともある。受付時に気付かずに後から見つかったケース、お渡し以降に発生した変退色のケースとも、変退色の特徴をご説明し、直接的な原因が紫外線であることをご理解頂くことが望ましい。

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