事故内容
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事故品 | ![]() |
品名
ラインストーン付きセーター
状態
セーターに縫い付けのラインストーンにひびが入り、一部白濁している。
素材
レーヨン60%、アクリル20%、ナイロン17%、ポリウレタン3%
取扱い表示
処理方法
石油系ドライクリーニング、タンブル乾燥、スチーム(パフ)仕上げ
製品特徴と原因
ラインストーンはカットされたガラスやプラスチックの裏面に金属を真空蒸着したものであるが、今回はポリスチレン樹脂(スチロール樹脂)が使用されたと推定される。ポリスチレン樹脂はドライクリーニング溶剤に弱く溶解する場合がある。
防止方法
アパレル
- 使用するラインストーンの原材料を事前に確認し、ドライクリーニング可表示の場合は石油系ドライクリーニング表示とし、溶剤に耐える素材、又は繰り返し耐ドライクリーニング試験で性能を確認した素材を使用すること。水洗い可表示についても検討すること。
消費者
- クリーニング依頼時には、ラインストーンが縫い付けられていることを伝えることが望ましい。
クリーニング
- 受付時にラインストーンの素材によっては、ひびや白濁の恐れがあることを消費者に伝えることが望ましい。
日繊ク協の考え方
アパレルは本体の素材だけでなく付属・装飾品等についても、取扱い表示どおりの洗濯・クリーニングで問題のない素材を選択し企画生産する必要がある。特に成分が不明な素材は事前に必ず性能を確認し、本体と付属・装飾品の性能に適した取扱い表示を付けること。