第20回通常総会を開催 令和4年度からのクリーンライフ協会への統合を進める
第20回通常総会は新型コロナウイルス感染予防の観点から6月17日(木)を期日として書面表決で実施し、上程された全ての議案が承認された(出席会員17/うち委任状2、書面15)。
なお、今回は令和2年度事業報告案、令和2年度収支決算案、令和3年度事業計画案、令和3年度会費額および収支予算案の4つの議案に加え、第1号議案として「令和4年度からの一般社団法人クリーンライフ協会への統合(機能移管)について」が審議・承認されており、今回の機能移管(統合)により、対外的な信頼性の向上、クリーニング事故防止に係る課題対応への一層の充実、各種手続きの効率化、会員の負担軽減などを見込んでいる。
移管による名称の変更はなく、クリーンライフ協会の一部会として従来の活動を維持する方針となっている。今後は令和4年6月に現在の日繊ク協を解消(解散)し、同7月1日より組織を移管する予定で、令和3年度中に移管における調整を進める。
また、令和2年度は新型コロナウイルスの影響で例年開催しているセミナーや交流会議等が開催できなかったこと、および令和3年度におけるクリーンライフ協会への移管の準備なども踏まえて、令和3年度は会費を徴収せずに会員に還元することが了承された。
令和3年度は、クリーニング事故防止にむけた取組みとして令和4年2月に開催される「クリーニング産業総合展2022 クリーンライフビジョン21 in Tokyo」に合わせて日繊ク協交流会議を開催する他、コロナ禍でもクリーニングトラブル防止に役立つ情報の発信に努めていく。
なお、令和2年度に延期とした役員の改選については引き続き延期し、現役員が継続することとなった。
日本繊維製品・クリーニング協議会 令和3年度事業計画 概要
1.クリーニング事故防止に向けた取組み
例年行っているセミナーや見学会などは、新型コロナウイルスの収束が見込めないことから開催を中止し、日繊ク協交流会議のみ開催を検討する。
2.ホームページコンテンツの充実
(1)クリーニング事故情報の検討・分析
1.クリーニング事故情報データの分析
2.クリーニング関係からの事故情報データの収集
3.検査機関、アパレル関係からの事故情報関連データの登録
(2)コラム「今月のキーワード」の掲載
アパレルやクリーニングに関する情報などを中心にタイムリーな情報を月1回掲載する。
(3)リコール情報の掲載
アパレル業者からの回収情報などをホームページ上で掲載し、クリーニング事故防止に努める。