ラインストーン、スパンコール【2016年2月】

女性のおしゃれに欠かせないものとして、ネックレスやペンダントなどのアクセサリーがありますが、最近はアクセサリーをしているようにラインストーンやスパンコールが衿元に付けられたブラウスやTシャツ、セーターなどがよくみられます。今回はラインストーン、スパンコールの種類や取扱いの注意についてご紹介します。

ラインストーン

ラインストーンは、カットされたガラスやプラスチックの裏面に金属を真空蒸着したもので、キラキラと光を反射し宝石のような輝きが特徴です。サイズは1㎝に満たない小さなものから2㎝くらいの大きいものもあり、形も丸形、菱形、ハート形などいろいろなものがあります。素材はアクリル樹脂やポリスチレン樹脂などが使用されていることが多いです。衣料品への取り付けは、アイロン・プレスなどの熱で接着するもの、穴が空いていて糸で縫い付けるものなど、付ける衣料品によっても様々です。

スパンコール

スパンコールは、ベースとなるフィルムにアルミニウムを蒸着し着色コーティングし中心に穴をあけたもので、こちらも光を反射し輝きが特徴です。サイズは1㎝前後のものが多く、形は丸形で平たいもの、丸形で宝石のカットのように凹凸のあるものなどがあります。素材は、ベースフィルムの樹脂がポリエステル樹脂かポリ塩化ビニル樹脂がほとんどでコーティングの着色も赤や青など様々です。衣料品への取り付けは、中心の穴に糸を通して縫い付ける方法が一般的です。

ラインストーン、スパンコールの取扱い注意

いずれも素材によっては、熱に弱く変形することがあります。またクリーニング溶剤に弱い素材もあり、ドライクリーニングでくもったり、ひびが入ったようになったり、着色が取れて色移りしてしまう場合もあります。熱で接着するタイプのスパンコールは着用や洗濯・クリーニングで取れてしまうことがあります。ラインストーンもスパンコールも立体的であるため他の衣類などに引っかかってしまう場合もあります。
アパレルは事前試験で性能を確認し、適切な取扱い表示・注意表示を付ける等十分な注意が必要です。
クリーニングに際しては、直接アイロンが触れないように注意が必要で、洗濯・クリーニング時には、裏返す、ネットに入れるなどすることがトラブル防止につながります。

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