この秋冬のファッショントレンドに、ふわふわ/モコモコが取り上げられています。
素材としてモール、シャギー、ベロアなどが使用されています。
暖かく、ファッション性があるので、秋冬素材としては好まれます。
ここでは、モール製品について説明します。

モール製品に使用される糸は花糸と芯糸を熱溶融糸(通常ナイロン糸を使用)で熱接着し花糸が脱落しないようにしています。
風合いを大切にするため、熱溶融糸を使用しないものがありますが、着用時の摩擦などにより容易に花糸が脱落してしまします。
熱溶融糸を使用していても、熱処理条件が適正でないと、花糸が脱落してしまうことがあります。

アパレルは花糸の脱落の程度の試験を行い、基準に合格したものを提供することが必要です。

また、花糸は脱落しやすいものと認識し、パンツやスカートの企画はなるべく避けることも必要です。

モール糸の花糸には方向性があるため、着用時にねじれてしまうことがあります。
モール製品はゆったりと着用するものなのですが、身体にピッタリ着たり、上に着用したものによっては、花糸が邪魔をして一度ねじれてくると元に戻らないため、着用時間が長いとねじれてくるようです。

また、糸が引っ掛かりやすいため、指輪や、ハンドバックの突起物、他の屋外の突起物にも注意が必要です。
お客様には、デメリットラベルなどを付記し、製品の特性をお知らせすることが必要です。

クリーニング店では、花糸の脱落や、モール糸そのものの飛び出しに注意するため、ネットに入れ、できるだけ機械力や、突起物に引っ掛からないように注意しましょう。

ここ数年、モール製品が市場に見かけなかったものですので、着用やクリーニング方法の注意事項について周知が必要です。