本格的に寒くなる前に冬物をそろそろ準備しようかと思って、服を出してきたら折り目部分が変色してしまっている、という経験はありませんか。

今回のコラムはガス退色です。

保管中の変色事故で代表的な事例は「光」か「ガス」による事例です。
両方とも保管中に発生しやすい事例ですが、「光」要因か「ガス」要因かを見極めるポイントは薄地でなければ「変色部位」が裏面まで及んでいるかどうかを確認してください。
たたんで保管していた場合、折り目に沿って変色しているケースが多いです。
「光」単独の場合は光に当たる部分に変色していますが、「ガス」の場合は裏面まで変色しているケースが多いようです。
身の回りでは、酸化窒素ガスと呼ばれる変色を促すガスがあります。
この酸化窒素ガスは車の排気や冬期の石油ストーブなどから排出さます。
店舗や道路沿いの保管倉庫など閉鎖された循環式の空調施設などで濃度が高くなり変色事故を誘発することがあります。
また、一般家庭では前記のとおり石油ストーブなど酸化窒素ガスが発するような環境下での放置や保管を避けたり、製品に酸化窒素ガスを触れさせないように袋で密閉したりすることで変色を未然に防ぐことが可能です。