靴のクリーニング【2019年2月】

 

靴のクリーニングを紹介します。
靴はデザインや素材が様々なうえ、使用過程での状態差が大きいため、クリーニング方法も多様です。
個別対応品も多くありますが、比較的多いのは以下の方法です。
この方法は、汗汚れが比較的よく除去でき、ニオイも軽減します。

処理方法例

  1. 土台部分(ソール)の汚れ除去
    土台部分の汚れは、ブラシ、ヘラ、スポンジ、布、洗剤溶液などを使って、主に手作業で落とします。
  2. 本体部分(アッパー)の汚れ除去
    靴は、各所に樹脂素材を使用しているため、ドライクリーニング溶剤に耐性の低いものが多いです。また機械洗いをすると、型崩れや破損、傷等が生じやすいです。このため、機械力を抑えた水洗いが主流です。具体的には、洗濯槽中に洗剤溶液を満たし、ここに靴を沈め、水流で汚れを流し出すような洗いです。これとブラシ洗浄を併用したり、水を使わずにブラッシングのみとするものもあります。
  3. 乾燥
    温風装置などを使って乾燥させます。
  4. 整形・修理など
    革靴やブーツは、専用の仕上げ機を使って整形します。洗いによる型崩れ修正であると同時に、使用時のゆがみも修正されます。

靴は、革のパーツ間色差、色泣きによるシミ、革や樹脂の劣化に伴う不具合、使用過程での変色などがトラブルになりやすいアイテムで、洗浄前点検がとても重要です。
靴のクリーニングは、クリーニング店や靴修理店などで受け付けています。(実施していない店舗もあります。)
パーツ交換や色かけ修正まで行う店舗もあります。
利用してみませんか。

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