水について①【2019年10月】
水と言っても色々な種類の水を目にすることができます。
最近、市販されている水は基本的に硬水と軟水、電解水に分けることができます。
硬水と軟水の違いは、水中のマグネシウムやカルシウム、カリウムなどのミネラル成分の含有量の違いです。
硬水とは、水中にマグネシウムやカルシウム、カリウムなどのミネラル成分を多く含み、WHO(世界保健機構)での基準では目安としては、水1リットル当たり121~180ミリグラムもしくはそれ以上のミネラル成分が含まれていることとなっています。
このミネラル成分を摂取することで健康に役立つと期待され摂っている方も多いようです。
しかしながら、腎臓などに疾患のある方は摂りすぎるとよくないようです。
また、硬水はお洗濯に適した水とは言えません。
というのも水に含まれているミネラル成分が石鹸や洗剤、助剤と反応して効果を半減させるからです。
よく耳にするミネラルウォーターはミネラル成分が含まれていますが、すべてが硬水というわけではありません。
軟水とは、硬水とは反対にミネラル成分をあまり含まず、WHO(世界保健機構)での基準では目安としては、ミネラル成分が水1リットル当たり0~60ミリグラムの含有量であることとなっています。
もちろん、ミネラルウォーターとしても販売されています。軟水として分かり易いのは、蒸留水、精製水、純水などがあります。
純水は、産業の技術の発展に伴いフィルターの技術が発達し日を追うごとにミネラル成分はもちろん不純物の含有量0に近い水が作られるようになってきています。
最近では不純物含有量が0に近い純水を超純水と呼び精密機械の洗浄に使われています。
このように水には、軟水の方が物質を溶解する力が強いことがわかります。
また、不純物が多量に入った水は不純物に浸透を妨げられ溶解力を低下させます。
ですからお洗濯に超純水を使えるのなら効果的と言えるでしょう。
水は、産地や取れた場所、ミネラル成分含有量により値段や名前が違っているので内容成分を確認して選ぶことが大切です。