水について②【2020年1月】

電解水
近頃色々な水の種類を目にすることが出来ます。前回(水について①)は、水に含有しているミネラルの量について紹介しましたが、今回は、水のpH(ペーハー)と酸化還元電位について紹介したいと思います。一般的にpH7.0を中性とし高い数値をアルカリ性、低い数値を酸性と呼びます。

アルカリ性水
近頃店頭で見るアルカリイオン水は、ミネラルとしてナトリウムやカルシウムなどアルカリ性の成分が入っています。また、他の方法として水を電気分解することで陰極側に水素を多く含んだ弱アルカリ性電解水を作ることが出来ます。これを還元水と呼びます。

酸化還元電位
酸化還元電位とは、還元値を-とし酸化値を+と表します。還元水は酸化を吸収する水という事で酸化還元電位の数値が低いほど還元する値が大きい水といえます。しかし、とても不安定な状態なので維持は難しいです。最近では水素水として多く見られます。

酸性水
天然の酸性水としては酸性雨があげられます。これは大気中の汚染物質を含んで酸性になっている水です。また、水を電気分解することで陽極側に酸素を多く含んだ酸性電解水を作ることが出来ます。酸素を含む量によりpHは変わり、弱酸性の水をアストリンゼント水と呼び美容に使われています。強酸性の水はオゾン水や次亜塩素酸水と呼ばれ殺菌や漂白効果のある水として使われています。

この様に水を分解することで色々な効果があることがわかります。洗濯ではアルカリ性水で油分を落とし、酸性水で殺菌、漂白することが可能です。ですから洗剤のいらない洗濯機はこの方法をとっていたのかもしれません。
以上の事から、水を上手く活用することによってより効果的な洗濯ができるかもしれません。

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