クリーニング店活用術(家庭洗濯品の巻)

クリーニング店は、「家庭洗濯できない衣類を持ち込むところ」と思われがちですが、実は一部の衣類(下着など)を除いて、大抵のものは取り扱っています。
また、家庭での洗濯(お手入れ)とは違う良さが得られるものもあります。ご自分なりの、クリーニング店活用術を見つけてみませんか。

●家事代行として
クリーニング店では、家庭洗濯と同様な洗濯処理やプレス(アイロン仕上げ)も行います。家事負担を軽減するための利用はいかがでしょうか。大きくて洗いにくい、干す場所が無いなどのお困りが生じがちな、寝具やカバー類などもお勧めです。
集配や宅配を行っているお店もあります。

●プロならではの品質を求めて
・洗い・整形(プレス)
高品質な洗いと整形(プレス)効果が得られる代表的なアイテムはワイシャツです。ワイシャツは家庭で洗濯できますが、クリーニング店でのワイシャツ洗浄は汚れ落ちがよく、黄ばみが出にくくプレスは高品質です。
(ただし、お店によって差はあり、家庭洗濯と比べると衿が収縮しやすいものがあります。)ポロシャツやTシャツなど、普段はノーアイロンで着用しがちなアイテムも、キチンと感があるクリーニング店の仕上がりを好まれるお客様もいらっしゃいます。
アイロン仕上げが難しい製品(フリル付、フレアー製品、大きな物)も利用価値があると思います。
・しみ抜き
洗濯で落ちない汚れを落とすには、しみ抜きが必要です。そして家庭で行うしみ抜きよりも、クリーニング店でのしみ抜きの方が、除去効果が高い(落ちる確率が高い)です。しみ抜きとセットでのクリーニング利用は効果的ですね。

●機能性付与として
お店によって内容の違いはありますが、はっ水加工、折目加工、防虫加工、抗菌加工など様々な加工ができます。家庭洗濯できる夏物のスラックスでも、クリーニング店で洗濯と加工(例えば、はっ水加工と折目加工)をすることで、着用時の快適さが増します。

●関連サービス
お店によって内容の違いはありますが、洗濯とセットで、補修(穴やほつれの補修、ボタン付けなど)やリフォーム(丈直し、幅出しなど)を受付けるところもあります。

●ドライクリーニングという選択
家庭洗濯が可能な製品の多くは、ドライクリーニングも可能です。また綿や麻などの親水性繊維製品の多くは、水洗いをした時とドライクリーニングをした時とでは触感が違います。
汗が付着しやすい夏物などには、水洗い(家庭洗濯、またはクリーニング店での水洗い)がお勧めですが、汗などの水溶性汚れが少ないのであれば、綿パン、シャツ類などを、あえてドライクリーニングする(ドライクリーニングをした触感を楽しむ)という選択も考えられます。

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